歴史的な出来事。鈴鹿の街をレース用GTカーがパレード!

2019年8月22日11:30、鈴鹿の街に新たな歴史が刻まれた。大げさだろ!いや大げさじゃない。モータースポーツ都市・鈴鹿市にとって、そして日本にとっても歴史に残るイベントが行われた。

この週末に行われる鈴鹿10時間耐久レース(SUZUKA 10HOURS 公式サイト→ https://www.suzukacircuit.jp/10h/)に参戦するレース用のGTカーが、鈴鹿の街・一般公道をパレードしたのだ!

昨年から鈴鹿で開催されることになったこのレース(通称:SUZUKA10H)、そして昨年もこのパレードが予定されていたにも関わらず、台風の影響を受けてやむなく中止になってしまった。その経緯があっただけに、サーキット道路をマシンが走ってきたときには鳥肌が立ちまくった。こんな凄いことをやってしまった鈴鹿市は本当に素晴らしい。

町内からは17人のボランティア、ちなみに今日は何が走るんですか?(笑)

鈴鹿市内でもそこそこ交通量が多いルート、鈴鹿サーキットからイオンモール鈴鹿に続くサーキット道路を、平日の真っ昼間に完全封鎖。沿道には鉄柵が張り巡らされ、全て結束バンドで繋いで固定されていた。それはそれは大変な作業だったと思う。そして警備の人や運営の人、地域の人たちが沿道の整備をされていたのだが、近隣地域の町内会からボランティアスタッフさんが何人も駆り出されていて、まさに大会運営側と地域住民のみなさんによる町を上げてのイベントとなった。

撮影場所を求めて沿道をウロウロしていたら、ちょうどボランティアスタッフのビブスを付けた知人に遭遇「ウチの町内からは17人手伝いに出とるんやわ!」と言っていた。また、沿道の鉄柵を設置していた別のボランティアさん(若いお兄さん)から「今日は何が走るんですか???」と質問されてしまった(笑)

日頃はレースやモータースポーツと全く関係のない人たちが町のために一生懸命準備をしてくださって、沿道には小さい子どもからおばあちゃんまで、レーシングカー見たさに来た人から何が行われるのかもわからずに来た人まで、みんながスマホや携帯電話を片手に通り過ぎるレーシングカーに手を振っていた。

沿道の様子は三重県桑名市出身のレーシングドライバー・松田次生選手がアップしているオンボード映像を見てもらうとよくわかります。

日本で鈴鹿だけのオンリーワンコンテンツ!

今日はツイッターのタイムラインに #Suzuka10H #パレード のハッシュタグがたくさん流れてきた。沿道で撮られた動画やレースファンがアップした写真まで、そこには日常と非日常が一緒になった鈴鹿ならではの光景が映し出されていた。

現地には来られず、それらを見たレースファンからは「レースも観たいけど、パレードの方がもっと観たい!」という声が上がるほど。

それもそのはず、一般道を本物で現役バリバリのレース用GTカーが列をなして走るなんて、日本全国でも鈴鹿だけ。日本国内では鈴鹿だけのオンリーワンコンテンツなのである!これは強力な町おこしイベントだと言える。

これを実現するには並大抵の労力ではないと思うが、ぜひともモータースポーツ都市宣言をしている鈴鹿市のキラーコンテンツとして継続していってもらいたい。末松則子市長、お願いしますm(_ _)m

まとめ・興味がある人もない人も巻き込んだイベント

ということで、鈴鹿市民であり子どもの頃からのモータースポーツファンであるボクにとっては感動的な日になったわけで、思わずブログを書いてしまったわけですが、今日のパレードの良かった点をまとめると…

モータースポーツに興味がある人もない人も巻き込んだ、モータースポーツシティ鈴鹿にしかできない最高のイベントだった!

と言い切れます。

パレードの進め方や内容についてはまだまだ改善の余地があるとは思いますが、日本全国に向けて、そして全世界に向けて「モータースポーツ都市宣言」をしている鈴鹿市が、ル・マンやインディアナポリスのような都市に少しだけ近づくことができた記念すべき日になったのでした。

あ、もちろんボクはレースの方も観戦に行きますよ♫ 逆バンク辺りでお会いしましょう!